一般社団法人 日本姿勢科学学会 神奈川県支部|ごあいさつ
一般社団法人 日本姿勢科学学会 神奈川県支部の井元雄一です。
私はWHO基準を満たす国内に数少ないカイロプラクターとして活動しておりますが、「姿勢」についてはこの20年近くの臨床経験の中でとても重要だと感じておりました。
ところが日本国内においては、長いこと姿勢の専門家が不在でした。
それに反して日本人はどんどんと姿勢が悪化してきています。
テレビをつければ、姿勢についての番組が多く放映され、書店に行けば、姿勢についての書籍や雑誌が並んでいます。姿勢のセミナーも数多く開催されていますが、中には科学的根拠に基づいていないものも存在し、一時的な流行に乗っているだけのおおよそ専門的と言うにはお粗末な情報だったり、人々の身体や健康に悪い影響をもたらしているものまでもあるのが現状です。
そんな中で、「姿勢科学」という新しい学問が確立されて、大学や専門学校で専門的に教授されるようになったことは非常に評価できることだと思います。
私は「姿勢」「健康」について真剣に考える専門家や有識者が集まって設立された一般社団法人 日本姿勢科学学会の趣旨に賛同し、神奈川県支部のひとりとして活動をしております。この団体は、姿勢科学を国内から世界に広め、人類を良い姿勢にしていくための専門家の養成や、地域での姿勢の啓蒙活動、姿勢に関する検定などを行っている団体です。
特に姿勢科学という学問に基づいた姿勢調整法は、プロのカイロプラクターの私から見ても、すばらしい技術だと思います。カイロプラクティックのアジャストメントを一切使用せずに、関節や筋肉の調整を行って姿勢をよくするもので、それでいて身体への危険性は皆無です。
現在、WHO基準を満たさないカイロプラクティックや整体、接骨院で行われている柔道整復でない矯正技術などでの事故や健康被害が国内で多く発生しているのは、国民生活センターが警告している通りです。
この学会の姿勢調整法は、そういった今の国内の現状を打破する光となるものです。
願わくば、そういった危険極まりのない治療法ではなく、姿勢科学に基づいた安全で安心の技術を持った施術者が増えていってほしいですし、その為にも私の経験や知識を活かして、活動を広げていきたいと思っています。
◆医療専門職、介護、リハビリ専門職の方へ
私たちは科学的根拠に基づいた「姿勢」について研究しております。
これは医療の現場や介護の現場にもお役に立てる内容です。
リハビリや介護依存度の改善、腰痛や肩こり、頭痛などの緩和や改善などの効果が期待できることが、研究の結果わかっております。
「技術を学んでみたい」
「研究に協力したい」
「どんなものか見てみたい」
などありましたら、私たちにコンタクトをとってもらえるとうれしいです。
◆WHO基準に満たないカイロプラクター、整体、柔道整復、あんま師、鍼灸師の方へ
姿勢科学は新しい分野であり、みなさんには非常に興味のある分野だと思います。
とはいえ、私たちは違法まがいの療法を助長する気はありません。
違法まがいとは、短期セミナーで身につけた技術での開業や、正規の過程できちんと学ばずに、見よう見まねの技術を患者さんに提供する行為、国内法で認められる範囲を超えた保険診療や不正受給、違法請求などです。
もし姿勢科学を学んで開業したければ、正規の手順での開業は支援いたしますので、適法に患者さんに良くなってもらいたい施術家の方のご参加はお待ちしております。